栗原類さんが注意欠陥障害(ADD)であることをカミングアウトして一時期話題になりました。
驚いたという方も多いのではないでしょうか。
実は、この栗原類さんのお母さんの育児法には学ぶべきところがたくさんあるのです。参考になる点をまとめてみました。
長い目で見ること
子供が小さいうちというのは、注意欠陥障害(ADD)に限らずいろいろなトレーニングが必要になります。親御さんとしては早くトレーニングから卒業させたいと思ってしまうものです。特に、今の時代、何でもスピーディーにおこなうのが当たり前という風潮さえあります。
ただ、育児においては長い目で見ることが大切です。子供は一朝一夕で大人になるわけではありません。おおらかな気持ちで、ひとつずつできることを増やしていけばいいのです。
今を見ることも大切ですが、長い目で見たときの将来を考えることも重要なのです。
何事も楽しみながら
注意欠陥障害(ADD)である栗原類さんは、小さい頃、正しく発音できない単語があったそうです。
言えるようにまでしつこく指導するという方もいるかもしれませんが、栗原類さんのお母さんは違いました。
その場でどうこうすることなく、ただ笑っていたのです。
他の親御さんだったら怖い顔をしながらガミガミ言っていたかもしれないシーンで、栗原類さんのお母さんは楽しんでいたのです。楽しみながら子育てに向き合っていくからこそ、自然とできるようになることも多くなるのです。
親御さん自身のケアも忘れない
普通の子育てでもかなり大変なものです。その子供が注意欠陥障害(ADD)を持っていれば、子育てというのはさらに大変なものになります。当たり前のことですが、こういった大変さの中で常にモチベーションを保つことというのは難しいものです。栗原類さんのお母さんは、モチベーションを保つために栗原類さんをおばあちゃんに預けるといったこともしていたそうです。つまり、親御さん自身のケアも忘れないようにしていたのです。
子育て中は、自分よりも子供を優先したいと誰もが考えるものです。ですが、子育てというのは親御さんがしゃんとしているからこそできるものです。子供が病気になったときだって、親御さんが元気だからこそ看病ができるのです。
子供を優先したいという気持ちはわかりますが、もし本当にそうであれば万全の状態で子育てができるように自分自身のケアをしていくことも忘れないようにしていきたいものです。