どうしても詰めが甘いADHD

仕事においても勉強においても、詰めの甘さというのは決していいものではありません。できることなら最後までしっかりとやり通したいものです。しかしながら、ADHDの方にとってそれは難しいことなのです。ここでは、詰めが甘いADHDについてお話していきたいと思います。

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ADHDはなぜ詰めが甘いのか?

ADHDの方は、仕事においても勉強においてもどうしても詰めが甘いと言われてしまう部分があります。基本的にADHDの場合、最後までやり通す、やり抜くといったことが難しいのです。ADHDの方には、注意が持続しない、飽きやすいといった傾向がありますので、やはり物事においてもそういった傾向が出てしまうのです。

本来であれば10割きっちりとしなければいけない作業であっても8割9割までいくと「これだけしたからもういいだろう」と作業を途中止めしてしまうのです。

学校の宿題ならまだしも、これが会社の中での流れ作業になると大変なことになってしまいます。ADHDの傾向のひとつではありますが、やはり改善するよう努力をしていくべきです。

スケジュール帳を活用する

意識するだけでも多少は違ってくるのですが、やはりADHDで詰めが甘いのを改善するのに一番いいのはスケジュール帳を活用することです。「いつまでに何をする」ということをスケジュール帳に書き込むだけなので、すぐにでも実践することができます。目に見える形になりますので受け入れやすくなりますし、スケジュールを把握することによって心に余裕ができるようになり、プレッシャーからも解放されることでしょう。

長期に渡る作業であれば、漠然と「いつまでに終わらせる」とするのではなく、細かく区切って「この日までに3分の1を終わらせる」「この日までには半分終わらせる」といった形で書き出しておくといいでしょう。

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