ADHDの診断基準についてのおさらい

インターネット上には簡易的なADHDのチェックリストといったものが公開されていますが、実際の診断基準とはやはり異なります。
ここでは、ADHDにおける診断基準についてかいつまんでお話していきましょう。診断基準となる項目は実は非常に数多く存在するのです。

Sponsored Link

国際的に使用されている診断基準

ADHDの診断基準で国際的に使われているものは、注意欠如、多動性、衝動性の3つの項目があります。注意欠如であれば「細かいことに注意が払えない、または学校での学習や仕事、そのほかの活動で不注意なミスをおかす。」、多動性であれば「そわそわして手足を動かしたり、椅子の上でもじもじする。」、衝動性であれば「質問が終わる前に、出し抜けに答えてしまう。」といったさらに細かな項目があります。注意欠如、多動性と衝動性の中で、6つ以上の項目が6か月以上続いていて、生活への適応に差し障りがある場合、ADHDであると診断されることになります。

正確な診断をしてくれる病院へ

ADHDの診断基準というのは、一見非常にわかりやすく、素人の方でもチェックしやすいものになっています。しかしながら、診断基準がわかりやすいのにも関わらず、ADHDそのものの具体的で詳細な診断は非常に難しいといわれています。そのため、診断基準をよく理解した上で正確な診断をしてくれる病院を見つけることが大切になってきます。

本当はADHDなのにADHDと診断してもらえない、逆にADHDではないのにADHDと診断されてしまう・・・こういった誤診は少なくありません。診断基準を理解しておくことはもちろん、診断にあたって信頼できる病院を見つけるようにしましょう。

不安な場合には、複数の病院で診断してもらうセカンドオピニオンというものも活用していくといいでしょう。

Sponsored Link