アスペルガーとエピソード記憶

アスペルガーの方の記憶力に驚かされたという話はよく聞くものです。一方で、それだけの記憶力があるのになぜこれを覚えていないのか・・・ということもよくあります。それにはアスペルガーとエピソード記憶が関係してきます。ここでは、アスペルガーとエピソード記憶についてお話していきましょう。

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そもそもエピソード記憶とは?

人間の記憶にもいろいろなタイプがあります。例えば、学生時代に受験勉強で覚えた知識というのは「覚えようとして記憶をしているもの」になります。これを意味記憶と呼びます。

一方で、学生時代に楽しかった思い出というのは「覚えようとしなくとも覚えているもの」です。そのときの感情や情景なども鮮明に思い出せるという方も多いでしょう。これが一般的にエピソード記憶と呼ばれるものです。

アルペルガーの方には、エピソード記憶障害というものがあります。アスペルガーの方は、エピソード記憶が苦手なのです。というよりも、過去と今現在の区別というのが非常にハッキリしているといったほうがいいかもしれません。

アスペルガーとエピソード記憶の関係性

アスペルガーの方というのは、エピソード記憶が苦手です。記憶の捉え方に違いがあるのです。アルペルガーの方の中では、過去は終わったこととしてとらえられます。
過去よりも重要なのは今現在で、だからこそ今現在に集中するという感じなのでしょう。

そのため、一般的な方が持っているようなエピソード記憶というのは非常に少ないのです。
まれに強烈な思い出を覚えていることもありますが、それは過去の記憶としてではなく、まさに今現在起こっていることのような感覚で話すことが多くなります。
このようにアスペルガーの方にとっては今現在が中心になってくるのです。

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