ADHDにおけるシーン別対処法

ADHDの症状というのは、時と場所を選ばず現れます。ADHDである以上は、その特性というものが常についてくるものです。
ここでは、ADHDにおけるシーン別対処法について述べていきたいと思います。それぞれのシーンで焦らずに冷静に対処していくことが大切です。

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家での対処法

シーン別対処法ということで、まずは家での対処法についてです。常に家に誰かがいるという状況が理想的ではあるのですが、もし家にADHDの方をひとり残すようなことがあればメモ帳や携帯電話のアラームなど家にありとあらゆるものを活用して、1日のスケジュールをこなせるように持って行きましょう。
家に誰がいる場合にはサポートができるのですが、ADHDの方ひとりで過ごすとなったときに重要となってくるのがタイムテーブルです。何時から何をするのかということを明確にし、それを実践できるようにある程度家族の方で協力して準備しておきたいものです。

学校や職場での対処法

学校や職場というのは、家族の手が及ばないシーンになります。そのため、まず実践しておきたいのがADHDであるということを学校や職場の周りの方に伝えておくということです。
さらに、ADHDの特性である不注意や多動性、衝動性が出たときに、どのような対応を取るのがベストなのかを伝えておきましょう。ADHDというのは周りの方との連携も重要になってくるのです。

ただ、だからといって周りの方頼みになるのはいけません。本人は本人で努力をする必要があります。例えば、メモを持ち歩いてやるべきことを常に確認しておく、忘れ物をしないようにリスト化しておくといったことを自分でも実践していくべきなのです。もし、それを本人ひとりできない段階なのであれば、そういったところは家族が事前にフォローし、言い含めておくといいでしょう。

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