アスペルガーにマニュアル化は有効だけど

アスペルガーの方というのは、やはり一般的な方から見ると独特な世界観を持っているように感じるでしょう。特に、アスペルガーの方を指導する側にもなるといろいろなことを考えることになるかと思います。そんなとき、多くの方はマニュアルを作ることを一回は考えると思います。
ここでは、アスペルガーとマニュアル化についてお話していきましょう。

アスペルガーにマニュアル化は確かに有効

ルーティーンワークを得意とするアスペルガーの方にとって、マニュアル化というのは確かに有効です。マニュアル化されることによって、より作業がしやすくなるということもあるでしょう。
マニュアル化というのは、アスペルガーの方の指導をする側にとってもメリットがあります。というのも、管理や指導がしやすくなるのです。マニュアル化することによって、本来身につけるべき常識やマナーといったところも自然に学んでいくことができるでしょう。そうなってくると、指導する側も安心していろいろなことを任せることができます。

マニュアルでは対応できない場面も

マニュアル化というのはアスペルガーの方にとっても有効ではありますが、絶対ではありません。というのも、生きていればマニュアルでは対応できない場面というのも当然出てくるのです。
例えば、接客の仕事などが挙げられます。お客様ひとりひとりで希望するものも違うでしょうし、同じ言葉をかけたときの反応というのも異なってくるでしょう。マニュアル化に頼ってしまうと、こういった場面で困ることも出てきます。マニュアル化はもちろん有効ではあるのですが、それに頼りきってしまうとアルペルガーの方も指導する方も困ってしまうので注意しておきたいものです。