広汎性発達障害の原因と特徴、分類、診断基準について

広汎性発達障害という言葉を見聞きしたことのある方は多いのではないでしょうか。最近になって広く認知されるようになったものの、詳しく理解している方はまだまだ少ないでしょう。ここでは、広汎性発達障害の原因、特徴、分類、診断基準についてお話ししていきましょう。

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広汎性発達障害の原因と特徴

広汎性発達障害の原因についてですが、原因は明らかになっていません。
ですが、遺伝や染色体異常といった生物学的な異常によって起こるものだと考えられています。育て方や本人の性格が問題であるといった話ではないのです。

そして、広汎性発達障害の特徴についてです。
広汎性発達障害においては、コミュニケーション能力や社会性の発達に障害があります。それゆえに、人との関わりが難しく、会話のキャッチボールがうまくできません。他にも、強いこだわりを持っている感覚が極端に敏感であったり鈍感であったりといったところも広汎性発達障害の特徴になります。

広汎性発達障害の分類と診断基準

広汎性発達障害の分類についてですが、広汎性発達障害は発達障害のひとつになります。
最近では、自閉症やアスペルガー症候群といったものが広く認知されるようになりましたが、こういったものを含めて広汎性発達障害と呼びます。

広汎性発達障害の診断基準に関しては、あくまでも生活の中での傾向から見ていくことになります。
脳波や血液検査といったものをするのではなく、学校や家の中で社会性やコミュニケーション能力、こだわりに何か問題はないかというところから診断していくのです。そのため、子どもの広汎性発達障害の場合には、周りの大人が普段からしっかりと見ていてあげることが大切になってきます。

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