アスペルガーは反復作業が得意

最近になって注目されるようになり、多くの方に知られるようになったアスペルガーですが、その症状は大きく3つに分けることができます。
社会性、コミュニケーション、行動における症状です。ここでは、行動における症状から反復作業について注目してみましょう。

特定のことに熱中するアスペルガー

アスペルガーにおいては、行動における症状というのが非常に特徴的です。簡単に言ってしまえば、特定のことに熱中してしまうのです。単に熱中するというよりも熱中しすぎるといったほうがいいかもしれません。
ひとつのことに熱中してしまうと、その他のことまで気が回らなくなってしまいます。こういった傾向はアスペルガー以外の方も持っているかもしれませんが、アスペルガーの場合には比ではありません。集団の中でこういった行動というのはどうしても目立ってしまいますので、理解のない集団の中にいるとやはり浮いた存在になってしまいがちです。

熱中するからこそ反復作業が得意に

特定のことに熱中しすぎるというとマイナスに捉えてしまう方もいますが、実はこれは仕事などにおいて非常によい結果を生み出すこともあります。というのも、同じ作業を延々とこなすことができるので同じことを繰り返す反復作業を任せればアスペルガーの方は非常に活躍できるのです。

規則的な行動や決まった手順といったものにこだわるのもアスペルガーの特徴です。同じことを繰り返すと普通の方では飽きてしまいますし、場合によっては苦痛に感じてしまうこともあるでしょう。しかしながら、アスペルガーであればそういったルーティーンワークというものを好みますので安心して任せることができるのです。