ADHDの風呂嫌いを治すヒント

ADHDは発達障害に分類されるものになりますが、そのADHDを含めた発達障害においては水を嫌う子や苦手とする子が多い傾向にあります。
水というのは生活に欠かすことのできないもの。
何よりも大変なのがお風呂です。
風呂嫌いだからといってあんまり入浴しないとなると、とくに夏場などはちょっと困ってしまいますね。
なんとか改善して毎日スムーズに入浴したいものです。

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痛みがないことを確認する

普通の人にとっては水もお湯もどうということはありません。ただ冷たいな、温かいなと思うくらいでしょう。ただし、ADHDの場合には感覚が非常に敏感です。そのため、水に触れる=痛いという感覚になってしまい、そこから風呂嫌いになっていることが多いのです。場合によっては怪我をしたときに水がしみたために、水=痛いという認知になっていることもあります。
そのため、まずは痛みがないということを確認してもらうことが大事になってきます。

水圧が強いなら弱くするのはもちろんですし、怪我をしていないところであれば水もしみないといったことを根気よく教えてあげることです。
痛いという思い込みの部分が大きいため、他のことに意識を集中させることによって気づいたら湯船に浸かっていたというケースもあります。

段階を踏んでスケジュールに組み込む

ADHDの風呂嫌いを改善するためには段階を踏むことも大切です。濡れタオルで体をぬぐう、手で濡らしてあげる、手で水をかけてあげる、洗面器で少しずつ水をかける、水圧の弱いシャワーで水をかける・・・このように段階を踏むことによって、慣らしていくのです。
また、こういった作業をする時間を決めてしまい、毎日のスケジュールに組み込んでしまうことによって、「お風呂は毎日入るもの」「何時からはお風呂」と本人のほうから実行しようとするでしょう。

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