ADHDは馬鹿正直…なのか?

馬鹿正直というのは、いい意味でも悪い意味でも使われる言葉ですが、どちらかというと悪意味で使われることが多いもの。「君は馬鹿正直だね」と言われても反応に困るという方も多いでしょう。ADHDの方は思ったことをそのまま言ってしまう特徴がありますが、その特徴イコール「馬鹿正直」ということになってしまうのでしょうか。

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ADHDは馬鹿正直です

ADHDの特徴として、思ったことをそのまま口に出してしまうというものが挙げられます。これがまさに馬鹿正直というものに当てはまってしまうのです。

例えば、仮に自分が暑いと感じていなくとも上司に「今日は暑いね」と言われれば普通の方は「そうですね、暑いですね」と返すものですが、ADHDの場合には「いえ、暑くないです」と馬鹿正直に自分の感じているとおりを伝えてしまうのです。

どうということのないやりとりではありますが、やはり相手は戸惑うでしょうし、気まずさを感じることになるでしょう。

逆に嘘がつけないという魅力にも

馬鹿正直というと、あまりいいイメージを持たない方も多いかもしれません。しかしながら、本音と建前を使い分けるようなやりとりに疲れた方にとってはADHDの馬鹿正直さというのは魅力的です。馬鹿正直であるがゆえに、嘘をつくことができないという魅力にもつながってくるのです。

日本人にしてみれば賛否両論なところもあるでしょうが、ADHDの馬鹿正直さというのは海外受けは非常にいいものでもあります。実際に、ADHDで思ったことをそのままストレートに口にするスタイルを「個性的だ!」「本音でやりとりができて気持ちいい!」と非常に好意的に受け止める方も多いのです。

仕事にもよるでしょうが、海外の方とのやりとりがあるという場合には、ADHDならではの正直さや嘘をつけない部分が役立ってくれることでしょう。

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