「へぇー」「ふーん」の乱発。総じて「聞いていない」アスペルガー

アスペルガーの特徴として、コミュニケーションにおける障害というものが挙げられます。話を聞かないと思えば、自分の話したいことだけを一方的に話し続けるというのは日常茶飯事です。だからこそ、会話のキャッチボールが難しいのです。

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返事をしていても基本的には聞いていない

通常であれば、それがどんなに興味のない話題であってもどうにかして話を合わせるそぶりは見せるもの。
ただしアスペルガーは違います。
「へぇー」「ふーん」といった相槌をうちながら相手の話を聞くのですが、
興味のない話題であれば、「相槌をうっていても話を聞いていない」
それがアスペルガーの基本形です。
「…聞いてる?」と聞き返しても「聞いてるよ」「何が?」と返ってくることもしばしばです。

アスペルガーの方というのは、自分の興味のないことにはとことん反応を示さないものなのです。話したいことがある場合には、「何を話すか」ということばかりを考えています。そのため、興味のない話は聞きませんし、その話を遮って一方的に話し続けるということもよくあるのです。

ただ、何も聞いていないわけではない

ただ、注意しておきたいのがアスペルガーの方でも何も聞いていないわけではないということです。例えば、アスペルガーの方を相手に話をしているときに「ああ、聞いてないから適当なこと言っても大丈夫かな」と油断していると、そういうときに限ってアスペルガーの方が反応を見せることがあります。

どんなに興味のない話題であっても、その中に興味を持てる単語、キーワードが出てくれば、そこにだけ異常に反応するということもあるのです。
そのため、話したほうが覚えていなくとも「あのとき、こう言った!」と何度も問い詰められるようなこともあるのです。
アスペルガーの方が話を聞いていないからといって迂闊なことは言えないのです。

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