アスペルガーは球技が苦手？

アスペルガーの方にも個人差はあるものの、運動が苦手だという方は非常に多い傾向にあります。ただ、運動にもいろいろなものがあります。ここでは、運動の中でも球技に注目してお話していきましょう。

球技が苦手なアスペルガーは多い

アスペルガーの方が球技を苦手としているのは本当なのでしょうか。
運動を苦手とするアスペルガーの方は非常に多いのですが、その中でも特に球技が苦手という方も多いものです。球技というのはルールが複雑なものが多い上に、チームプレイが必要になってくるものも多い傾向にあります。

アスペルガーの特徴から考えても、やはり球技というのは難しくなってくるでしょう。アスペルガーの方というのは、感覚が非常に敏感な上にふたつ以上のことを同時に処理するというのは難しいものです。球技というのは、ふたつ以上のことをあれこれと考えながらプレーしていくことになりますので、苦手というのも納得できるのです。例えば、相手の動きを見ながら敵の動きも見なければいけない、その中で誰にボールを渡すか・・・当たり前に思えることでも非常に高度な思考回路が求められるものです。こうなってくると、アスペルガーの方のキャパシティーを超えてしまうのです。

個人種目では活躍できることも

アスペルガーの方というのは、球技が苦手というのは確かにそうなのですが、場合によっては活躍できることもあります。というのも、チームプレーを必要としない個人種目などであれば、アスペルガーの方の特徴を活かすことができるのです。
個人種目ではあくまでも自分のプレーに集中することができます。他に考えることはありませんので、能力を十分に発揮できる可能性も高まってくるのです。