アスペルガーの特徴

アスペルガー症候群とは?(アスペルガー障害とは)

アスペルガー症候群(アスペルガー障害)は、社会性・興味・コミュニケーションについて特異性が認められる広汎性発達障害です。
具体的には、周りの人々との交流が難しい、日々の行動がルーチン化しやすいなど、自閉症と似ている症状が特徴的な疾患で、「知的障害がない自閉症」として扱われることも多く、対人関係の障害や人の気持ちを推測する力など、心の理論の障害が原因の1つであるという説もあります。

アスペルガー症候群の特徴

  • 他人の心を察することができない
  • 他人とのコミュニケーションが非常に苦手
  • ごっこ遊びやものまねが苦手
  • 間接的な表現が理解できない
  • だまされやすい
  • 計画的な準備ができない
  • 整理整頓が苦手
  • 物事をまとめるのが困難
  • 特定の物事に強い関心をもつ

主だったもので、以上のような特徴がみられますが、自閉症やADHDでも同じような症状が見られ事もあり、正確な判断はアスペルガー症候群に理解のある専門医に診断してもらう必要があります。医師によっても診断に違いが出ることもあるほど、個々によって症状はさまざまで複雑なため、決して自分だけで判断したりきめつけたりしない事が大切です。

また、アスペルガー症候群は、知能や言語発達はいたって正常です。
「場の空気が読めない」「言葉を額面通りに受け取ってしまう」「興味の対象が限定されている」といったアスペルガー症候群の症状は、健常者であっても少なからず持ち合わせていることも多いため、病気ではなく、その人の個性とみられやすい傾向があり、治療やサポートの必要性が軽視されやすいのも特徴です。

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どうしてアスペルガー症候群になるのか

アスペルガー症候群の原因は決して親のしつけなどに起因するわけではなく、自閉症と同じく生まれる前に胎内での中枢神経系の発達に何らかの問題が生じた結果であり、先天的要素が強い疾患だと考えられています。

アスペルガー症候群の症状を緩和するには

特効薬や完治させる画期的な治療方法は未だ解明されていませんが、症状を緩和することは可能です。
それにはまず第一に、家族を始めとする周囲の理解が不可欠です。その人本来の能力が発揮され、生きやすい環境を作っていくには、周囲の理解あるサポートが欠かせません。

アスペルガー症候群がいったいどのような病気なのか、なぜそのような言動や態度がでてしまうのかを、偏見や先入観を捨てて正しく理解すること。そして決して単なるわがままやその人の個性だと思いこんで、頭ごなしに注意したり叱ったりしないことが大切です。

アスペルガー症候群の治療方法

アスペルガー症候群の詳細なメカニズムは解明されてません。そのため、根本的な原因を取り除き完治させる手立ては今のところありません。現状でできる対処は、主に心理療法などになります。
「自分の気持ちをまわりに伝えにくい」「暗黙のルールがわかりにくい」などの、社会生活の中でハンディとなりやすい症状を緩和させていき、それと合わせて個々に応じての投薬、ストレスのケアなどを行います。

アスペルガー症候群は、自分の気持ちを相手に伝えにくく、またその場の空気を読むことが非常に苦手なため、相手と自分の双方で誤解を生じやすくなってしまいます。治療・訓練をしていく上でも、その中での人間関係において誤解が生じやすく過度なストレスがかかってしまうので、ストレス対策はとても重要です。万が一、本人の症状がさらに現われてしまっている場合や、気持ちの沈み方がひどいような場合は、抗うつ薬や抗不安薬などによる治療が必要となる時もあります。

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