アスペルガー 暗黙のルールがわからない

「アスペルガー 暗黙のルールがわからない」の症状

アスペルガーの人は、みんなが当たり前のように知っている、社会で生きていくための暗黙のルールわかりにくいという特徴があります。
悪気があってルールを破っているわけではなく、ただ気づかないのです。

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アスペルガーの人は、そこに「ルールが存在するのでは?」と想像したり推測したりすることができません。
しかし、ひとたび理解したルールには非常に厳格になる傾向にあり、他人が少しでもルールをはずれたりすると許せなくなります。

「アスペルガー 暗黙のルールがわからない」の症状例

  • あまり親しくないクラスの人だと、席が近かったりすれ違っても言葉を交わさない。無視しているように思われる。
  • 給食の際、どうして順番に並ぶのかがわからず、前に前に行こうとする。
  • 授業が長引いた際チャイムが鳴ると、例え途中であっても「チャイムが鳴ったから授業は終わりだ」と席を離れてしまう。
  • 公共の人が多い場所でも声を潜めて離すことはせず普段の話し声の大きさで話してしまう。
  • 人にぶつかったりしても「すみません」といわない。もしくは頭を下げない。
  • どんな人が周囲にいるかわからない場所で、宗教の話をする。

「アスペルガー 暗黙のルールがわからない」の対処法

周囲の対応のコツ

悪いことをしているつもりはなく、一回ルールを理解してしまえばそのルールをとても守ろうとするため、
「電車やバスの中では小さな声で」「ぶつかったら頭を下げる」「宗教や政治の話はなるべくしないように」などを根気よく周囲が説明することも大切といえます。

本人側のコツ

周りが同じような動きをしていると少しでも気づいた時は、理由がわからなくてもとりあえずそれに従うようにする。

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