テレビで見ない日はないというくらいに活躍しているさかなクンですが、実は最近さかなクンのお母さんの子育てが話題になっています。さかなクンのお母さんの子育ては、アスペルガーっ子にとっての魔法の育て方だといわれているのです。
子どもの好きをとことん伸ばす
さかなクンは小さな頃から絵を描くのがうまく、また魚にも興味を持っていました。
ですが、そちらに集中しすぎてしまうあまり、学校での成績がどんどん落ちてしまうという時期がありました。
普通の親御さんであれば、つい「勉強しなさい!」という言葉が出てしまいそうなものですが、さかなクンのお母さんは違いました。
さかなクンが絵を描くことと魚を好むのであれば、それを伸ばそうと考えたのです。
苦手があると苦手をなくす方向に考えてしまう親御さんも多いのですが、
アスペルガーの場合、苦手はそのままにして、得意なことをとことん伸ばすというのもひとつの方法です。
実際に、それで難しい受験を乗り越えているお子さんもいるのです。
良い意味での開き直りも大切
親御さんとしては、苦手をなくしてバランスよく育てていきたいという部分があるのではないでしょうか。しかしながら、アスペルガーに関係なくどんなに頑張っても苦手なものは苦手ということも実際にあります。
それならばいっそのこと、子どものできることのみに目を向けて、親御さんのほうが良い意味で開き直ってしまえばいいのです。
さかなクンのお母さんは
「うちの子は絵と魚が好きなんだから、それで良い」
とまさに良い意味での開き直りをしています。
親御さんが開き直ってしまえば、お子さんもよりのびのびと育っていくものです。
子どもを信じること
さかなクンのお母さんのすごいところは、さかなクンのことを本当に心から信じていたことです。
子育てに不安のある親御さんというのは、やはり「うちの子、これでいいのかしら・・・」とどこかで疑ってしまうものです。疑ってしまうとそれが不安につながりますし、その不安というのはお子さんにも自然と伝わってしまうものです。不安を感じながらだと、自分に自信を持てないお子さんに育ってしまうかもしれません。
親御さんが「うちの子はこれいいんだ!」と心から信じてあげることによって、お子さんも自然と自信が持てるようになります。
さかなクンもお母さんが信じて育て上げてくれたからこそ、今の活躍があるのです。
今のさかなクンを見ていて、自信のなさを感じることはありません。常に堂々と生きているのが伝わってきます。