ADHDとアスペルガーに対して、「IQがずば抜けて高い」というイメージを抱いている方は多いのではないでしょうか。何かしらの障害を持っている方が実は高いIQを持っていた・・・というのはよくある話でもあります。ここでは、ADHDとアスペルガーのIQについてお話していきましょう。
一般の方とIQは変わりません
一般的にIQの平均というのは、100とされています。実際には、IQ70から130までの間にほとんどの方がおさまりますので、この範囲内であればいわゆる「普通」といった判断ができるのでしょう。
では、アスペルガーやADHDの方のIQというのはどうなのでしょうか。
はっきり言ってしまえば、一般的な平均と変わりません。
つまり、IQに関してはアスペルガーやADHDの方もそれ以外の方も同じくらいなのです。
「まれに」ずば抜けたIQを持つ方も
アスペルガーやADHDの方の中には、まれにずば抜けたIQを持つ方もいます。というのも、アスペルガーやADHDの方の中にはすさまじい集中力を持っている方がいるからです。その集中力が勉強のほうで活かされると、他の人が少し努力したくらいでは追いつけないくらいのIQとなっていくのです。
テレビでは、アスペルガーやADHDの集中力やそれによって開花した才能などをピックアップして取り上げる傾向にありますので、アスペルガーやADHDの方は頭が良い、IQが高いといったイメージが定着してしまっているのかもしれません。
ただ、そういった一方で電話をしながらメモを取ることができないといった他の人にしてみれば当たり前の簡単なことができないという一面もあります。IQが高いと賢くて何でもできるようなイメージもありますが、アスペルガーやADHDの方は特に得手不得手が明確に分かれる傾向にあります。
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