人それぞれで性格が違うように、考え方も人それぞれです。曖昧な考え方を受け入れられる方もいれば、「0か100か」とハッキリさせておきたいという方もいるでしょう。
実は、この考え方にもADHDの特徴があるのです。
極端な考え方もADHDの特徴
考え方にもいろいろなものがありますが、「0か100か」というのは極端な考え方をするときに使われる表現です。
実は、この極端な考え方というのもADHDのひとつの特徴です。「0か100か」「白か黒か」といったハッキリとさせる考え方を持っている方が非常に多いのです。言い方を変えれば、グレーゾーンといったあいまいな考え方を苦手としているのです。
ADHDの方は「0か100か」「白か黒か」というハッキリとした状態に安定感を持ちますし、「グレーゾーン」といったあいまいな状態には不安定な感じを受けてしまうのです。グレーゾーンに限らず、例外的なもの、例外的なことといったものも受け入れにくいようです。ADHDではない方でもこういった傾向はあるかと思いますが、ADHDの場合にはこういった傾向が強く出てしまうのです。
ADHDの考え方にも個人差が
ただ、ADHDだからといってすべての人が「0か100か」という極端な考え方をするわけではありません。当然、個人差もあります。すべてにおいてそういった傾向がみられるという方もいれば、特定の事柄でだけ極端な考え方が目立つという方もいます。
もちろん、極端な考え方をあまりしないという方もいることでしょう。あくまでもそういった傾向が見られるというだけで、ADHDの方全員が極端な思考をしているわけではありません。
また、仮に極端な考え方があったとしても認知のゆがみを改善していくことによって、考え方が徐々に柔らかくなっていくこともあるでしょう。
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