ADHDと暴力には、深い関係があります。実際に、ADHDの方で本当は暴力を振るいたくないのに暴力を振るってしまうという方は少なくありません。ここでは、ADHDと暴力についてお話ししていきましょう。
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なぜADHDが暴力につながるのか
そもそもなぜADHDが暴力につながるのでしょうか。
それには、ADHDならではの特性が大きく関係してきます。
ADHDには、気が散るといった不注意、落ち着かないといった多動性、我慢できないといった衝動性の3つの特性があります。この中の多動性と衝動性が暴力につながってしまうのです。
暴力を振るってしまうだけではなく、大きな声で罵倒してしまう、怒鳴ってしまうといったケースも少なくありません。
特に、子どものうちは多動性や衝動性が出やすいですし、その制御もなかなかできません。だからこそ、親御さんのサポートがより必要になってくるのです。
子どもの頃からの親のサポートが大事
子どもの頃からADHDの多動性や衝動性で暴力を振るっていた方がそのまま大人になってしまうと、当然大人になっても暴力を振るいやすくなります。そのため、子どもの頃からの親御さんのサポートが非常に重要になってきます。
多動性と衝動性が出ているときは優しく抱きしめて、一旦落ち着けます。
その後に、「なぜ暴力を振るってはいけないのか」というところから説明していきましょう。
ここで頭ごなしに叱ってしまうと、子どもながらに「自分はダメな子なんだ・・・」と心を閉ざしてしまいますし、暴力が悪化してしまう可能性もあります。
お子さんも制御できない自分に対していら立ちを感じるはずですので、そういったところにも寄り添って一緒に頑張っていくことが大切です。成長とともに多動性や衝動性もおさまっていくことでしょう。
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