同じ発達障害に分類されるADHDとアスペルガーですが、非常に見分けが難しいと言われています。というのも、ADHDとアスペルガーには共通点が多くあるのです。ここでは、ADHDとアスペルガーの共通点についてお話していきましょう。
コミュニケーションにおける共通点
ADHDとアスペルガーの共通点についてですが、まずはコミュニケーションにおける共通点が挙げられます。
というのも、ADHDとアスペルガーの方というのは基本的にコミュニケーションが苦手です。周りの方もコミュニケーションの取りにくさというものを感じることになるでしょう。
コミュニケーションを苦手としている一方で、話をし出すと一方的にマシンガントークをしてしまうということもあります。
言ってしまえば、自然な会話のキャッチボールができないのです。
行動における共通点
ADHDとアスペルガーには、行動面でも共通点があります。
まず、ADHDもアスペルガーもじっと座っているということを苦手としています。落ち着きがなく、常にどこかそわそわとしたところがあるのです。
また、どちらも行動面での気まぐれな部分も目立ちます。
予想できないような行動を取るというのは珍しくありませんし、衝動的なので周りの方が思わず面食らってしまうということもあるでしょう。
あとは、興味のあることとないこととで行動に大きな差が出るというのも共通点になります。
興味のあることには集中して積極的に行動することができますが、興味のないことにはそもそも集中することができません。
症状の軽い方であれば、ちょっとした変わり者といった扱いで済むのですが、こういった症状がかなり大きく出る場合には社会に適応することが難しくなってきます。ただ、自分自身と周りの理解によって社会に適応することも十分可能になります。
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