「隠れアスペルガー」という言葉をご存知でしょうか。アスペルガーという言葉が世の中に浸透してきた中で「隠れアスペルガー」なる言葉も見られるようになりました。ここでは、限りなく透明に近いグレーとされている「隠れアスペルガー」についてお話していきたいと思います。
Sponsored Link
隠れアスペルガーとは
アスペルガーというと、強烈な存在感を放つ方が多い傾向にあります。それゆえに集団の中で浮いてしまうということもよくあります。こういったイメージが強いため、アスペルガーの症状というのはハッキリ出るものと思われている節があります。
しかし、アスペルガーも個人差というものがあります。ハッキリと強烈に症状が出る方もいれば、逆に「たまたまかな?」というレベルで症状が出る方もいるのです。
このようにアスペルガーの症状が弱い方のことを「隠れアスペルガー」と呼ぶのです。
知らないところで苦しんでいる隠れアスペルガー
症状が強くは出ない隠れアスペルガーの場合、「ちょっと変わった性格」程度にしか思われませんし、自分でも病院で診てもらうほどではないと判断してしまいがちです。しかし、こういった状況が隠れアスペルガーの方を苦しめるのです。
というのも、「自分の性格の問題」ということで自分を責めてしまうのです。もともと素人では判断しにくいアスペルガーなのですが、症状が弱いということがよりいっそう隠れアスペルガーの方を苦しめてしまうのです。そのため、隠れアスペルガーの方の中には「生きづらさ」というものを抱えながら生きている方も多いのです。周りの人もまさかアスペルガーとは思わないので、軽く流してしまいます。
Sponsored Link