心情的には全然「軽度じゃない」。軽度発達障害のつらさ

軽度発達障害であるにもかかわらず、それに気づかずに苦しんでいるという方も少なくありません。目立った症状ではないために、本人も周りもあくまでも性格の問題と考えがちです。ここでは、軽度発達障害とそのつらさについてお話していきましょう。

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軽度発達障害とは

もともと人間の情報処理能力というのはばらつきがあるものです。誰もがばらつきを抱えながら、生きているのですがこのばらつきが大きすぎると生きる上で苦労をすることになります。

人間関係において人との距離が取りにくい、感情の上がり下がりが激しい、人の気持ちが理解できない、環境に適応するのが難しい、何かと忘れっぽい、計画性がなく行き当たりばったりである・・・軽度発達障害の方の場合、こういった特徴を持っているものです。また、こういった特徴のため、学校や仕事などでもうまくいかない苦しみを抱えている方が多いのです。

理解してもらえず自分を責める

軽度発達障害というのは、周りになかなか理解してもらえるものではありません。周りにしてみれば本人の努力不足や怠慢といった見方をしてしまいますし、そういった見方をされることによって本人も「そうなのかな・・・」と自分を責めるようになります。

ここから、2次的な問題に発展することもあり、場合によっては鬱などになってしまうこともあるのです。周りに理解してもらえない上に、周りからの言葉で自分を責めてしまうというのは、本当につらいですし、悲しいことです。なるべく早い段階で軽度発達障害であることに気づき、その中でより生きやすい方法やコツというものを見つけて実践していくことが大切です。同じような仲間を見つける努力をするのもいいでしょう。

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