ADHDやアスペルガーというと、子どもが抱えている障害というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、アスペルガーやADHDというのは何も子どもだけのものではありません。当然、成人のADHDやアスペルガーもあるのです。
成人のADHDやアスペルガーはわかりにくい
子どもに比べると、成人のADHDやアスペルガーというのは非常にわかりにくい傾向にあります。
例えば、ADHDであればその特徴として多動性といったものが挙げられます。じっとしていられない、そわそわと落ち着きがないといった特徴が子どもの頃にはかなりはっきりと出るものです。
ですが、成長するにつれて多動性がおさまっていくという方も多いのです。成長と共に症状が弱くなり、だからこそわかりにくいという部分があるのです。
アスペルガーであれば、子どもの頃に妙に大人っぽい話し方をするといったこともあるのですが、成人すれば大人っぽい話し方をしたところで何の違和感もありません。成長の中で特徴が埋もれてしまうような部分もあるのです。
病院の数も違う!
ADHDやアスペルガーの診断をおこなっている病院も増えてきてはいるのですが、実はその多くが子どもの診断を専門としているのです。もちろん、成人のADHDやアスペルガーの診断をしている病院もあるにはあるのですが、子どもの診断をしている病院と比較するとかなり少なくなります。
ADHDやアスペルガーを疑った際に、病院での診断というのは非常に重要です。その一方で、病院探しから診断まで成人のほうが難易度は高くなってしまうというのが現実なのです。
成人や子どもに関係なく症状の出るADHDやアスペルガーですが、成人してからのほうがいろいろと大変になってしまう部分があるのです。
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