発達障害にもいろいろなものがありますが、その中でも症状が軽いものを軽度発達障害といいます。ここでは、周りどころか本人すらも気づけないこともある軽度発達障害についてお話ししていきましょう。
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そもそも軽度発達障害とは・・・
軽度発達障害というのは、その名前の通り、程度の軽い発達障害のことを指します。
実生活で大きく困るようなことはないものの、ちょっとした困りごとが続いてしまうような傾向にあります。
具体的な症状としては、人との距離感がなかなかつかめない、感情の上がり下がりが激しい、人の気持ちをなかなか理解することができない、環境に適応するのが難しい、計画性がない、忘れっぽいといったものが挙げられます。
こういった症状というのは、軽度発達障害以外の方でもよくある症状といえるため、本人も周りも気づけないまま時間が過ぎてしまうというケースが多いのです。
長く一緒にいてはじめて気づく
軽度発達障害の症状というのは、その人の性格や性質で済まされてしまってもおかしくないものばかりです。そのため、本人の意思があろうがなかろうが簡単に隠しきれてしまうものですし、本人も周りも気づけないままに時間を過ごすということも珍しくありません。
もちろん、本人や周りが気づくこともあるのですが、そういった場合というのは長い間一緒にいてはじめて気づくということが多いようです。
短い時間一緒にいただけではそれこそ性格や性質の問題だと捉えられてしまいますし、短時間で気づくというのは稀なことです。長い時間をかけて「もしかして・・・」と考えるようになるのです。子どもの頃から軽度発達障害で、大人になって気づくようになったという話も珍しくはありません。
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