「ADHD 衝動買いが止まらない 」の症状
ADHDの特性である「衝動性」のうちのひとつとして、「衝動買い」をしてしまうという症状があります。
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衝動買いをしてしまうことはだれにでもあることとも言えますが、ADHDの場合は「欲しい物ををすぐ手に入れないと気がすまない」というところが突出しています。
気に入った品を見ると気分が高揚して気持ちが大きくなり、後先のことを顧みず衝動的に買ってしまうのです。
買ってすぐ興味がなくなってしまったり、よく考え直してみると不必要だと気づいたり、実はすでに持っていた物だったりするなど、のちのち後悔して落ち込むはめになることも。
返品しようかと頭をよぎることもありますが、そのこと自体を忘れてしまう傾向にあり、また新たな衝動買いに走ってしまいがちです。
楽しみを先延ばしにできず欲しい物をすぐ手に入れないと気が済ないというこの症状は、「報酬系の障害」に分類されるものです。
衝動買いには「ストレス解消」という側面がある場合もあるため、ほかにストレス解消法はないかよく検討することも大切です。
「ADHD 衝動買いが止まらない 」の症状例
- 欲しいと思ったものをすぐ手に入れると気分がすっきりし、この上ない喜びを感じる。
- 財布に入っているお金をあればあるだけ使ってしまう。
- 生活上特に必要のないよくわからない置物がどうしても気になり即購入、帰宅後すぐ買ったことを悔やむ。
- 財布にお金を入れないようにしても、クレジットカードを使ってしまう。
- 欲しい物があると、必要なものを差し置いて購入してしまう。
「ADHD 衝動買いが止まらない 」の対処法
- 一定の期間(1週間・1ヶ月など)を頭を冷やす期間として決める。
- 高い値段の物は、見つけたその日には買わず、ワンクッション置いてよく考えるようにする。
- クレジットカードを作らない・使わない。
- 家族と買い物をするようにし、必ず自分以外の家族が支払いをするようにする。
- 日頃から、欲しいものの写真をネットで検索したり実際デジカメで撮ったりしてプリントし目のつくところに貼っておく。
- 欲しい物のリストを作っておき、予算的に購入可能かどうか、またどのタイミングで買えるか等、家族と「買い物会議」する場を持つ。
- お金やクレジットカードなどを極力財布に入れない。
- どうしてもの理由でクレジットカードを作る際は、利用上限の設定を忘れない。
- 1万円以上の買い物は家族に相談する等ルールを設ける