最近になってADHDというものが広く認知されるようになりましたが、その一方で診断基準の難しさというのは変わっていません。
ADHDには誤診がつきものといってもいいくらいに、その診断基準は難しいのです。
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もともとの性格と思われてしまう
ADHDには、不注意、多動性、衝動性という3つの特性があります。不注意では忘れ物やミス、多動性ではじっとしていられない、衝動性では我慢ができないといったことが挙げられるのですが、この特定を見てもわかるように個人の性格の問題ととらえられてもおかしくないのです。
ADHDである本人はもちろん、家族や友人なども「性格の問題」で済ませてしまうケースは少なくありません。医療機関でも実際に「性格の問題ですね」と帰されてしまうこともあるのです。ADHDの特性というのは、医者でさえ見分けがつかないほど微妙なラインのものなのです。
大切なのは「ADHDの診断ができる病院」を見つけること
ADHDの診断において重要なのは、ADHDの診断ができる病院を見つけるということです。
極端な話をすれば、ADHDの診断ができない病院に行ってもその難しい診断基準から誤診されてしまうだけです。まずは、ADHDの診断に対応している病院を見つけることを優先しましょう。
また、何度も言うようにADHDというのはその難しい診断基準から誤診が多いものです。そのため、できるだけセカンドオピニオンというものを利用していきましょう。不安であれば、いくつもの病院でADHDの診断を受けてみるのもいいでしょう。
ただ、その際にはADHDの診断に対応している病院を選ぶことです。ADHDではなく、本当に性格の問題であることもありますので、最初から「絶対にADHD」と結果を決めつけてかかるのにも注意しておきたいものです。