尊敬語?謙譲語?アスペルガーの不自然な言葉使い

日本語というのは、複雑なものです。
尊敬語や謙譲語、丁寧語・・・普通の人でもこういった言葉の使い分けというのは難しいものです。それは、アスペルガーの方にとっても同じです。しかしながら、アスペルガーの場合には尊敬語や謙譲語だけではなく、言葉使いそのものが不自然になってしまうケースが多いのです。ここでは、アスペルガーの言葉使いについてお話していきましょう。

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視点の変わる表現が苦手

もともと日本語は複雑なものなのですが、その中で視点の変わる表現といったものがあります。
例えば、「行く」とか「来る」というのは行動は同じでも視点が違う表現になります。尊敬語や謙譲語も同じようなものです。尊敬語は相手を敬う、謙譲語は自分をへりくだるといった視点の違いがありますが、アスペルガーの方にとってはこのように視点が変わる表現というのは非常に難しいのです。

普通だったら「行くね」というところを、「来るね」といってしまうといったことはよくあることなのです。相手と同じ視点から言葉を発するからこそ、不自然な言葉使いになってしまうのです。

他にもアスペルガーの不自然な言葉使いが

小さなお子さんが非常に大人びた言葉使いをして驚いてしまったという話がありますが、これもアスペルガーにはよくある話です。

また、アスペルガーの場合には気に入った言葉を繰り返し使う傾向にありますので、同じような表現ばかり使うこともあります。こういったところが他の人にしてみれば、不自然に感じてしまうのでしょう。

他の人にとっては予期しない言葉使いといったものが多くなるために、不自然さを感じるというケースが多いのかもしれません。

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