サヴァン症候群というものを見聞きしたことのある方も多いのではないでしょうか。そして、そのサヴァン症候群とよくセットで挙げられるのがアスペルガー症候群です。ここでは、サヴァン症候群とアスペルガー症候群について述べていきましょう。
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サヴァン症候群とアスペルガー症候群の似ているところ
サヴァン症候群とアスペルガー症候群には、似ているところがあります。それはこだわりです。サヴァン症候群もアスペルガー症候群も強いこだわりを持っており、そのこだわっている分野においてはすさまじい記憶力を発揮するのです。
すさまじい量の情報を一瞬で記憶してしまうということもありますし、それを一度見れば二度と忘れないということもあります。ですが、記憶力に関してはサヴァン症候群のほうが取り上げられる傾向にあります。どちらにしても、一般的に見ればすさまじい記憶力なのです。
サヴァン症候群とアスペルガー症候群の違うところ
サヴァン症候群とアスペルガー症候群の似ているところとして、強いこだわりとそれによる記憶力を挙げました。しかし、サヴァン症候群とアスペルガー症候群では違うところもあります。それは知的レベルです。
サヴァン症候群の方というのは、知的障害を伴っていることが多いのです。そのため、記憶力はいいものの勉強に関しては他の人についていけないということもあります。ですが、アスペルガー症候群の方の場合には、知的障害を伴うことはそう多くないですし、勉強に関しては他の人を追い抜いてしまうということも珍しくありません。記憶力がいいと無条件に勉強ができると思われがちですが、サヴァン症候群とアスペルガー症候群ではこのような違いが出てくるのです。