アスペルガーから鬱に併発する、ADHDから鬱を併発するといった話はよく見聞きするものですが、アスペルガーとADHDの併発というのはあるのでしょうか。ここでは、アスペルガーとADHDが合併した場合についてお話していきましょう。
アスペルガーとADHDの合併は多い
アスペルガーとADHDというのは、どちらも同じ発達障害というくくりになります。
もともと見分けが難しいと言われていることもあり、共通点は多い傾向にあります。言ってしまえば、もともとが似ているのです。
それゆえに、アスペルガーとADHDは合併しやすいものとなっています。
そのため、アスペルガーとADHDどちらかではなく、両方の症状や対処法を知っていくおくことが大切になってきます。
アスペルガーだから、ADHDだからという油断はできないのです。
合併時の具体的な症状について
では、アスペルガーとADHDが合併した場合、どのような症状が出てくるのでしょうか。
簡単に言ってしまえば、両方の症状における面倒な部分がドッキングされたような形になります。
例えば、片付けができない、計画を実行に移すことができない、時間がきてもやめられない、急に違うことがやりたくなってしまうといったことが挙げられます。興味がないことには集中することができないといったもともとアスペルガーとADHDの両方に共通している症状も当然出てくることになります。
どちらか一方でも大変なのですが、合併となるとやはり大変さも増します。
ですが、実際に合併している方も多いですし、十分に理解した上で対処を考えることによって、問題なく過ごしていくことができます。
結局は、できることとできないことを自分でも理解し、周りにも理解してもらってできればサポートをお願いすることが大切なのです。